2011年11月06日

立川談春独演会

会場は、池上本門寺。

むかしむかし、節分のときに来たことがあるなぁ。

有名人が豆まきをしていて、その中に当時の大関・琴桜がいたことだけ覚えてる。


i-honmonji20111106.jpg

事前の注意事項。

”帽子等をお召しの方は、本殿入場前に脱帽いただきます”

”本殿内は飲食厳禁となります。飴やガム等もご遠慮ください”

なんか緊張してきた…


前座のかわりに、池上本門寺の執事長が登場。

冒頭、元旦にお坊さんが二人で ”和尚がツー” と、ぶちかましてくれました。

danshun20111106.jpg


談春、マクラは、精進潔斎と被災地での落語会の話。

春太の 『牛ほめ』 でハイテンションになった最前列の小学生4人組が、談春の 『たぬき』 で飽きてしまい、噺の途中で外に出て行ったというエピソードは爆笑もの。



『禁酒番屋』

談春で聴くのははじめてじゃないかな?

と思ったけど、4年前に聴いてたっぽい。


そして仲入り後、なるほど、この会場で談春持ちネタからチョイスするとすれば、コレしかない。

『除夜の雪』

しかし、何度聴いても、なんだかなぁと思ってしまう。

3人の小坊主のコミカルなやりとりで進行する前半はともかく、後半が…

姑のいじめに耐えかねた大店の嫁が自害しました、以上。

みたいな…

実も蓋もないストレートな悲劇。

悲劇といっても、シチュエーションだけで、ドラマがない。


談春に言わせれば ”救いのない話”ということになるが…


20年くらい後に、談春がこの噺をどう演じるのかを考えると、ちょっと楽しみ。



直角背もたれのベンチシートがつらかった。

これも修行のうち?


イベント
 
2011/11/6
 
立川談春独演会 池上本門寺・本殿
 
 立川談春  『禁酒番屋』
 
 − 仲入り −
 
 立川談春  『除夜の雪』
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2011年10月15日

県民ホール寄席 立川談春独演会

この会のいいところは、何と言っても、チケットが厚紙ってところです。

dansyun20111015.jpg


マクラは、世田谷で発見されたラジウムの話とか、東北被災地巡業の話とか…

談春が、ここ笑うポイントでしょと無言のシグナルを出したところで、客が笑うのがイヤだった。


”いま、名人はいない。なぜなら、客が名人を求めていないから”

というのは、たぶん、その通りと思います。



仲入り後、季節的にはやや早いけど、『文七元結』

何度も聞いているネタですが、毎回、進歩してるよね。

ストーリーとしては、いろいろと綻びのある話なんだけど、談春はそのひとつひとつを埋めるために、いろんなことをやっている。

今回は、娘のお久が吉原に身を売る覚悟でこしらえた50両を、見ず知らずの若造にくれてやるまでの心の動きに、工夫がありました。

まだ、未完成とは思うけど。

単なる、江戸っ子の心意気で終わらせない努力が、絶対必要なんだよな。


”外見はボロでも、腹の中は五月の風が吹いてるんでぃ!”

という言葉は、どこかで引用したいけど、そんなヤツは残念ながらいないので…



風邪で体調不良の談春、幕切れで申し訳なさそうだったが、名人を求めていない客は、ハナをすすったり、咳をしたり程度のことでは、まったく動揺しないのである。



イベント
 
2011/10/15
 
第278回 県民ホール寄席 立川談春独演会 神奈川県立音楽堂 
 
 立川春太  『出来心』
 立川談春  『長短』
 
 − 仲入り −
 
 立川談春  『文七元結』
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2010年12月22日

立川談春独演会

とっくにソールドアウトのはずだったけど、当日でも何とかなるらしいとのことで、急遽参戦。


マクラは、野球賭博の話で、これは先日の関内と同じ。

今年、いちばん受けたマクラだそうです。


平日の大ホール独演会完売。

でも、ほとんどテレビに出たりするわけではないので、世間には知られていない。

だからなのか、落語の実力のせいだけでこれほどの人気になっていると勘違いしている。

問題は、勘違いしているのが談春本人ではなく、客の方だということ。


顔もデカイが、今回はチラシもデカイ。

A3仕様です。

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まずは、おなじみの 『棒鱈』

なんど聴いても可笑しい ”十二月のうた”。


そして仲入り後、年の暮れと言えば 『芝浜』 と並んでこのネタ。

『文七元結』

クドいのが欠点と言えば欠点の談春。

佐野槌の女将の説教、ナマの談春が語っているようだったところから、一歩抜け出ましたね。


人情噺として有名な 『文七元結』 だが、本当のところ人情なんかはどうでもよくて、最終盤の長兵衛夫婦のドタバタ場面がカタルシス。


イベント
 
2011/12/22
 
立川談春独演会 よみうりホール
 
 立川談春  『棒鱈』
 
 − 仲入り −
 
 立川談春  『文七元結』
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2010年12月19日

”医と可笑し” 立川談春独演会

先週のテレビ収録用落語会は突発的だったが、それでもチケットは数分で完売。

寄席にふらっと立ち寄る時代では、すでに無くなっているのは事実。

そんな中、比較的チケットをとり安かったこの日の独演会。

ついでに、ガン撲滅にも貢献できるらしい。


そうだ。

気がついてみれば、父親がガンで死んだときの年齢を、今年超えたわけでして。

つまり、親父が年下になったわけですな。

うーむ。

高校野球を観ていて、こいつら皆んな年下じゃん! と気づいたときとは、また一味違う感傷があります。


danshun20101219.jpg

本日のネタは、 『芝浜』


寄席通いをしていた頃は、このネタに出くわすとワクワクしたものだ。

年の瀬には『芝浜』、あの情景描写が冴える三木助のネタを聴きたいというのが、落語通っぽかったりしたものだ。


落語家の中では、三木助モデルをいかに克服するかが、テーマだったりもする。

その筆頭に談志もいたんだよな。

その冒険の結果、だいたい悲惨な結果に終わるわけでして。


久々の談春版 『芝浜』、よくぞここまでつくり上げてきたと、素直に感動。

歌舞伎座も含めて、これまでの 『芝浜』 は、ほとんど神格化されている三木助モデルを再構築するプロセスだったのか。

今から思えば、いったん完成したモデルを壊す作業に付き合ってきたわけで、それは心痛む光景であり、聴く方も大変だった。

まだまだ進化途上ではあるが、ここまでガマンして付き合ってきて、本当によかったと思います。


イベント
 
2010/12/19
 
中外製薬Presents がん撲滅チャリティ ”医と可笑し” 立川談春独演会 横浜関内大ホール
 
 立川談春
 佐谷秀行(慶應義塾大学医学部教授) 医療講演
 
 − 仲入り −
 
 立川談春  『芝浜』
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2010年12月06日

立川談春 「六尺棒」 公開収録落語会

チケット争奪戦に疲れはて、とはいえ大ホールの落語会は行きたくもなし。

しばらく距離を置く形となってしまったが、今回の緊急招集には、思わず反応してしまいました。

12/2 告知、12/4 チケット発売(10分で売り切れ)、12/6 公演。


しかも、1,000円だし、自由席だし、「六尺棒」 だし...

公開収録と言うが、何の番組なのかもわからないし...

なんか変だと、気がつくべきでした。


定刻、こはる登場。

番組収録なので、座布団には座らず、前座ならぬ前説。

これが、けっこうナチュラルに面白かったのが、この日最初の収穫。


談春登場。

トークのテーマは、当然のことながら、緊急招集に至った経緯を延々と。


ここで、突如、今日の会の本当の趣旨が明らかに。

つまりですね、準備不足の番組のコンテンツを補うため、談春から観客へのインタビューを収録がはじまる。

観客のつもりが、突如、出演者になるかもしれない状況に追い込まれる恐怖。

かなり古い話ですが、寺山修司が主宰していた劇団・天井桟敷の芝居 「観客席」 を見に行ったことを思い出した。


映像コンテンツのストックが少ないので、インサートショットを撮るという。

いろいろな噺のサワリを、思いつくままに。

これが、今日2番目の収穫。

談春のスキル、ですね。


仲入り後、ようやく落語を一席。

番組を意識して、編集点を作りながらの「六尺棒」。


第3の収穫。

成城ホールって初めてだったけど、いい雰囲気の演芸場だと思います。



そうそう、番組はBSフジで、12/15放送の「らくごの時間」らしい。


イベント
 
2010/12/6
 
立川談春 公開収録落語会 成城ホール
 
 立川談春
 
 − 仲入り −
 
 立川談春 『六尺棒』
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2009年09月05日

横浜にぎわい座 九月興行 立川談春独演会

夏の季節感、北陸地方の客気質、覚せい剤、家元の入院など...

相変わらずの自己満足放談が40分。

いいから、落語やれよと思うのは、ワタシだけなのか?

”皆さん、大麻はともかく覚せい剤やると、怒られますよ” ってのはおかしかったけど。


本編は15分。

もともと独立した噺だと思うのだが、 『胴切り』 をマクラにして 『首提灯』

談春、もともとデカイ顔がいちだんと自己主張していて、本当に首が胴体から離れたんじゃないかと思わせる。

口調は他の追随を許さないが、所作はどうなんだろうね? と思うところもあったが、見直しました。


仲入り後は、 『慶安太平記 吉田の焼討ち』

だったら前半、覚せい剤の話なんかうっちゃっといて、『善達の旅立ち』 の場をやればよかったのに。

イベント
 
2009/9/5
 
立川談春独演会 横浜にぎわい座
 
 立川春太  『牛ほめ』
 立川談春  『首提灯』
 
 − 仲入り −
 
 立川談春  『慶安太平記 吉田の焼討ち』

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2009年03月21日

県民ホール寄席 立川談春独演会

『鼠穴』

親から譲り受けた田畑を、放蕩で手放すハメになった竹次郎、江戸で商売をやっている兄を頼ってきたが、渡された包みの金はたったの三文。

今だったら、数十円? これじゃあホームレス生活は避けられず、自暴自棄になって薄情な兄と刺し違えるか、他の犯罪に走るか、さもなくばコミットスーサイド...となってしまえば、今日そこら中にころがっている話。

兄を見返すために一念発起して働きづめ、10年かそこらで蔵を3つも持つような身代となった竹次郎のサクセス・ストーリーは、果たして100年に一度の不況下に生きる現代人をはげます力を持つのだろうか?

danshun20090321.jpg

ユニバーサルスタジオのアトラクション ”バックドラフト” を思わせる、蔵から火を噴くスペクタクルシーン、こごえるような真冬に聴きたい噺なんですけどね...

もういいかげん演芸場を飛び出して、ゆるい陽射しの中で、野球でも観たい気分。

イベント
 
2009/3/21
 
第243回 県民ホール寄席 立川談春独演会 神奈川県民小ホール 
 
 立川志の八  『花色木綿』
 立川談春   『花見の仇討ち』
 
 − 仲入り −
 
 立川談春   『鼠穴』

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2009年03月16日

下北沢演芸祭2009 立川談春 「ひとり寄席」

花見の季節も、間近らしいです。

『長屋の花見』 を聴きながら、”花見酒の経済” について思う。

1962年、当時朝日新聞論説主幹・笠信太郎が、高度経済成長でうわついた日本経済の底の浅さを、落語 『花見酒』 に例えて指摘してみせたのは、有名な話。

カジノ経済が破綻した現在の恐慌のもとでも、たびたび引き合いに出されるわけです。


落語 『花見酒』 って?

酒好きの二人の男、横丁の酒屋で酒を借り、花見で売ろうと十銭の釣り銭も用意して三割の樽に天秤を通して出かける。

後棒の男、酒の匂いにたまらなくなり 「おれに一杯売ってくんねえ」。

「どうせ商売もんだ。誰に売るのも同じだ」 と樽をおろして売る前棒、あとは 「おれにも一杯売ってくんねえ」 「おれにももう一杯」 と、とどまるところなく、やがて酒樽はカラッポ。

べろべろに酔っぱらった二人、花見の客に酒を売ろうとしてカラッポなのに気付いたが、売上を見るとたった十銭。

あそこで俺が買って、ここでお前が買ってと思い出してみる。

「あっそうか、してみりゃァ、無駄はねえ」

というのがサゲ。


よくよく考えてみれば、この二人、商売人としての才覚は疑われるにしても、個々の取引はきわめてまっとうな経済行為。

酒を売って稼いだ金を、酒に使ってしまっただけのことである。

「あっそうか、してみりゃァ、無駄はねえ」


バブルもとっくの昔にはじけ飛んでしまったいま、落語に何らかの解をもとめるならば、『花見酒』 よりもむしろ、『長屋の花見』 だったりして。

ダイコンをカマボコ、タクアンを玉子焼きに見立て、貧乏ながらも花見を演じてしまおうという矜持こそ、いまもとめられるものなのかもしれない。


バブルと言えば談春、実力以上にチケットの売上が加熱している状態?

いつの間にか弟子が3人になっていたというのも、今日はじめて気付いたが、これも一種のバブルか?

イベント
 
2009/3/16
 
春風亭昇太プロデュース 下北沢演芸祭2009
立川談春独演会 「ひとり寄席」 シアター711 
 
 開口一番(談春)  『小町』
 二ッ目(談春)   『長短』
 立川談春・こはる・春太・春樹  四人囃子「山寺の和尚さん」
 立川談春      『長屋の花見』
 
 − 仲入り −
 
 立川談春      『短命』
 立川こはる・春太  踊り 
 立川談春      『三方一両損』

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2009年03月04日

横浜にぎわい座 三月興行 立川談春独演会

政治資金規正法って、なんかすごいよね。

政治家個人への企業献金を禁止するってことなんだけど、どちらかというと、このようにすればアナタも企業から献金もらってないって言い訳できますよ、っていう仕組みを提供してくれちゃってるわけでしょ、ぶっちゃけ言ってしまえば。

だから、思ったわけです。

小沢一郎は正しい、と。

政治資金規正法の正しい使い方をしてるんだな、と。

なんでオレだけが非難されなくちゃいけないんだよ、という気持ちも、だからわかります。

気持ちはわかるが、きっと足元が見えてないんだろうね。

見えてないのは、実際に足元が消えかかっている ”ほとんど幽霊状態” だから仕方ないのだけれども。


『へっつい幽霊』 のテーマは、ある意味、 ”地獄の沙汰も金次第”。

こちらに登場する幽霊、博打好きで気が弱くて、そういや日本政界の幽霊たちにどこか似ている。


仲入り後は、『紺屋高尾』


『包丁』 みたいなものが、やっぱ談春の真骨頂だよねーってところがあるので、『妾馬』 だとか今回の 『紺屋高尾』 とか、こんな薄っぺらなサクセスストーリー、ついてけねーよってずーっと思ってたんですね。

なんだけど、落語って、同じ噺を何回か聴いているうちに、アレ? と思うときがあって、今回がまさにそれだったわけで。

久蔵が三浦太夫の前で告白をするシーン、空気がはりつめて皆が聴き入ってしまったあの雰囲気、1000人規模のホールじゃ絶対ありえないっすね。

次は2年で会いに来ます、という久蔵の言葉、百戦錬磨の高尾が思わずコロッといってしまったのもわかる気がして、ナミダしました。

イベント
 
2009/3/4
 
立川談春独演会 横浜にぎわい座
  
 立川談春  『二十四考』
 立川談春  『へっつい幽霊』
 
 − 仲入り −
 
 立川談春  『紺屋高尾』
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2009年02月04日

横浜にぎわい座 二月興行 立川談春独演会

「情熱大陸」 とかいう番組で取り上げられたそうで、その話してました。


テレビはあんまり見ないし...いや見るか。

何もないとさびしくて死んじゃいそうなので、たしかにつけっぱなしにはしてますが、特にこの番組を見ようとかいう意識はない。

ニュースをやってるときには、ニュースでも流しておくかとか、そんな感じ。

ニュースじゃなくて、お笑いでもなんでもいいんだけど。


以前、2、3年くらいテレビのない生活をしたことがあって、キッカケは何だったか忘れたが、たしか壊れてそのままにしたかなんかだったと思う。

テレビのない生活がそんなに長く続けられるのか、やれるところまでやってみようというつもりだったが、なんとかなるもので。

あれは慣れですね。

流行のギャグがわからなくて、まわりでウケてるセリフが、なんでそんなにおかしいのかさっぱりわからない状況は、けっこう心地よかった。

テレビのある生活に戻るキッカケ、こちらの方は覚えていて、ハイ、あの時ですね。


「9.11」


同時代に起きているそのシーンを見ないのは、さすがにマズイんじゃないかと思って、たまたま買い換えるからいらなくなったという知人から譲り受けた 16インチだかなんだかのやつ、いまだにそれで見てます。

今はと言えば、地デジ切替のその日その時、突然プツッという音とともにテレビが見れなくなる瞬間を楽しみに待つ日々...


談春の得意ネタのひとつであるにも関わらず、なかなか縁のなかった 『明烏』

何の前置きも解説もなく、”浅草観音の裏手にある霊験あらたかなお稲荷さん” の意味がわからない程度の人は完全にほったらかし、その割り切りがすがすがしくていい。

イベント
 
2009/2/4
 
立川談春独演会 横浜にぎわい座
  
 立川談春  『御神酒徳利』
 
 − 仲入り −
 
 立川談春  『明烏』

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2009年01月09日

有楽町噺小屋 立川談春独演会

年末年始はきらいだ。

今年は9連休で、予想はしていたけど、ひどいもんだった。

特に昨年末、飯島愛のことがあったので。

そうなんだ、オレだって結局そういうことだよというインスピレーションから逃げ切れず。

昼間はスタバで研修課題、夜はアルコホルでまぎらわす毎日で、まあなんとか孤独死せずに乗り切りました。


『妾馬』。

イヤな話だねと思ってたんだ、最初は。

権力にモノを言わせて長屋の娘を妾にした赤井御門守は物分りがいいし、男子出生というだけでおつるも株を上げるし、八五郎は出世しちゃってメデタシメデタシだし...

一時期、談春の 『妾馬』 を立て続けに聴く羽目になったことがあって、正直またかよ、と思ったもんです。

これ、かなりイケてるんじゃないの? と思ったのは、「七夜」 のときだったかと思う、たぶん。

何が変わったのか? 変わったのは談春じゃなくて、きっと自分の方なんだろうということだけは、確かな気がする。


なんとなく正月っぽいので、これから正月は必ずこのネタだそうです。

へえ、そうかねえと思って過去ログ見たら、たしかに1年前、にぎわい座で 『妾馬』 を聴いていた。

年が明けて、情緒チョー不安定だったのも同じようだ。

そうですか...

年の始めに必ずこのネタを聴けるなら、正月も悪いばかりじゃないな。

イベント
 
2009/1/9
 
有楽町噺小屋 銀座ブロッサム スペシャル!
睦月の独り看板 立川談春独演会 銀座ブロッサム中央会館 
  
 立川談春  『小言幸兵衛』
 
 − 仲入り −
 
 立川談春  『妾馬』
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2008年12月27日

三人集 〜市馬・談春・三三〜

2ヶ月くらい前に参加したビジネス研修、グループワークの課題です。

会社のイメージキャラクターにふさわしいセレブリティと、その人を選んだ理由を発表せよ。


圧倒的な人気を得たのが浅田真央、次点が石川遼。

女性がメンバーにいたグループは、みんな真央ちゃん。

フレッシュで才能があって将来性があって、というのが共通した理由。


ちなみにワタシ、益川センセーを推したのですが、真央ちゃんがいーよねー、という某OLの声に押し切られました。

研修なんだからさ、自己アピールしてナンボなのに、誰が発表しても似たような内容になりそうなネタを選ぶこともないと思うんだけど。

浅田真央は確かにフレッシュだし才能もオーラもあるかもしれないが、「浅田真央」を選んじゃうセンス、フレッシュなのかなあ?

金髪豚野郎とか、その元妻を売り込んでこそ、ほんとうのプレゼンじゃねえんですかい、旦那?


で、浅田真央と言えば、談春。

...だよねー


講談社エッセイ賞に大阪フェスティバルホール独演会、一気に全国区になってしまった感のある今年の談春。

できれば、にぎわい座の独演会だけに絞って観に行くようにしたいところだが、諸事情により今回はよみうりホール。

それにしても、あの口上でのはしゃぎぶりは何とかならないものか。


チケット争奪戦にも、そろそろ疲れつつあります。

そんなわけで、今年後半は、ミゾウユ(未曾有)の忙しさに追われてしまった。このブログも、もっとハンザツ(頻繁)に更新したいところだが、そうもいかず。あせらず、これまでの路線をフシュウ(踏襲)していきたいと思います。


イベント
 
2008/12/27
 
三人集 〜市馬・談春・三三〜 よみうりホール
  
 市馬・談春・三三  口上
 立川談春     『除夜の雪』
 柳亭市馬     『掛け取り 2008』
 
 − 仲入り −
 
 柳家三三     『鼠小僧 蜆売り』(上)
 立川談春     『棒鱈』
 柳家三三     『鼠小僧 蜆売り』(下)
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2008年09月02日

立川談春独演会

まいど時事ネタが好きな噺家だというのは承知だが。

”私は自分自身を客観的に見ることができるんです。あなたとは違うんです!”

マクラでさかんに繰り返す談春、受ける客席。

もちろん前夜の総理会見をふまえてのことだが、こちらは、あまりテレビ、新聞の類をフォローしてないので、このときには何のことやらと思っていた。


あっという間に流行語大賞候補におどりでたセリフ。

ネットでもバカ受けしているらしいが、どちらかと言うと後半の ”あなたとは違うんです” が広まっている。


注意しなければいけないのは、むしろ前半部分である。

政治家にしろ、落語家にしろ、他人に見られ評価されることを生業にする者にとって、多かれ少なかれ ”自分自身を客観的に見る” 能力は、必須であり、その存在において根源的とも言えるものである。

談春のパトロン、福田和也の言葉で言えば、”自意識の有様”。

福田和也は評論家だからいいかもしれないが、福田康夫は芸人だから、同じ福田でも言ったことに対する責任の生じ方がちがってくる。

芸人自身が語ってしまう場合、それはファイナルワード。

究極のネタばらし。

ソーリ、それを言っちゃあ、おしめえよ。

他人を笑わせたいと考える者ならば、その一言だけは墓場にまで持っていかなければならなかったはずだ。


プロの芸人だけの話ではない。

今夜もまた、なじみのキャバクラ嬢に受けたことを喜びとする一方、客であるオレがこんなに努力しなければいけないのか、と思ってしまう瞬間がある。

”今日のかくらん堂さん、面白かったよー”

そんな営業メールに、マジレスしちゃダメだと思いながら。

”私は自分自身を客観的に見ることができるんです。あなたとは違うんです!”

と返信してしまう。

即座に。

”私はお客さんを客観的に見ることができるんです!”

というリプライ。

ダメだ、立ち直れない...

イベント
 
2008/9/2
 
立川談春独演会 川崎市高津市民館(ノクティホール) 
  
 立川談春  『化物長屋』
 
 − 仲入り −
 
 立川談春  『五貫裁き』


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2008年07月18日

大銀座落語祭2008 立川談春と上方落語(その2)

昨日は 『慶安太平記』、この日が 『三軒長屋』

いずれも先月の歌舞伎座で、リレー落語として演じられるハズだったネタである。

談春としては、これでようやくオトシマエをつけたというところか。


久々の 『三軒長屋』 は、江戸っ子の啖呵が圧巻。

だが、松喬なんかと比べると、力でねじ伏せたという印象である。

そんなの比べるなよ、と言われるかもしれないが、そーゆープログラムなんだから仕方ない。

daiginza20080718

その松喬は 『首提灯』、へえっ、上方ではこんな噺なのか。

後半は無理矢理 『首提灯』 になるのだが、前半の上燗屋での掛け合いに、安定した芸を感じる。

上方落語は馴染みがなくて、みんな吉本か? という先入観が捨てきれないのだが、その片鱗に触れただけでも、かなりの充実ぶりがイメージできる。


東京の寄席は、行くとヒドく後悔しそうで、ほとんど行く気がおこらなくなってますが...

天満繁盛亭、いいかも。

イベント
 
2008/7/18
 
大銀座落語祭2008 立川談春と上方落語(その2) 博品館劇場
  
 立川こはる 『小町』
 笑福亭三喬 『まんじゅう怖い』
 立川談春  『三軒長屋(上)』
 
 − 仲入り −
 
 笑福亭松喬 『首提灯』
 立川談春  『三軒長屋(下)』
posted by かくらん堂 at 23:28| Comment(0) | TrackBack(0) | 演芸場にて | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年07月17日

大銀座落語祭2008 立川談春と上方落語(その1)

5年目にしてファイナルとなった大銀座落語祭。

個人的には、2年目以降参戦したわけですが、観る・観ないにかかわらず、ふだん縁がない ”上方” を意識する機会ではありました。

それに、なんといっても、落語の会らしい木戸賃の設定が良かったすね。

無料配布のプログラムも、いちだんと豪華なり。

内容はないけど。

daiginza20080717

今年の談春は、なぜか2日間連続で、「立川談春と上方落語」

後半の日程には、「柳家喬太郎と上方落語」 という、同じく2日連続のプログラムもある。

喬太郎は、爆笑派(なのかな?)の福笑、雀々を迎え撃つ。

かたや、染丸、松喬という上方の看板と組まされた談春。


ちなみに、2年前の大銀座では、二人とも怪談噺の会。

喬太郎は稲川淳二、談春は人間国宝・一龍斎貞水との二人会だった。

あっそうねぇ、この二人だったらこうだよなぁ、というコラボでした。


”喬太郎クン、この会があるのに、今日明日と独演会? 仕事しすぎ” と、マクラで、談春。

イベント
 
2008/7/17
 
大銀座落語祭2008 立川談春と上方落語(その1) 博品館劇場
  
 立川春太  『十徳』
 林家染二  『皿屋敷』
 立川談春  『慶安太平記 善達の旅立ち』
 
 − 仲入り −
 
 林家染丸  『寝床』
 立川談春  『慶安太平記 吉田の焼討ち』

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2008年06月28日

立川談志・談春親子会 in 歌舞伎座

出囃子が終わって、幕があがるまで、沈黙の数分間。

”とても客の前に出せる芸はできねえ” 土壇場で出演を渋る家元。

”談志という偶像が大衆には必要なんです” 必死に説得する福田和也。

”情けねえ、しっかりしろ!” 気合を入れる石原慎太郎。

”......” 固い表情でその様子を見守る談春。

そんな楽屋の光景が、頭の中をよぎる。


家元の調子の悪さはわかっていたので、今日はどんなことでもある、もしくは何もないだろうということ、覚悟はしていた。

予告されていたリレー落語はまず無理、落語を演るかどうかさえあやしい、やったとしても内容には期待できない。

まあ、歌舞伎座という場に入るだけでもよしとしようというつもりだった。


やはりそうか、談志、ドタキャン?

そう思い始めた頃、せりあがりで登場、上手側に談志、下手側に談春。

danshun20080628

もっとも、小耳にはさんだ話では、石原が楽屋で叱咤していたというのは、本当らしい。



”ここ1、2年の師匠はすごい” いくら談春が持ち上げても、その凄さは、一般の客である我々にはおそらく伝わらないもの。

この日の談志を、思いやったり、持ち上げたりせずに、高いチケットに値しなかったと言うのが、本当の礼儀なのかもしれないが。


しかし、自分でも意外だったんですけど。

この日、いちばん感心したのが、談志だった。

その落語ではない。

談志という存在に対して。


志ん生が高座で居眠りをして、客席から ”いいから寝かせといてやれ” と声がかかったとかいう有名な伝説があるじゃないですか。

なんかね、そんな感じがしたんですよ。

いてくれるだけでいい、という。


とにかく声があの状態なので、聞きとれないこともしばしば。

しかし、言葉以外の部分に、みんな聞き入るわけです。

間? オーラ?


比べると、談春の落語が、間をもたせるために言葉を繰り出しているだけのように思えてくる。

とは言いつつ、 『芝浜』。

歌舞伎座という場、家元への思いを考えれば、リレー落語の代わりはこのネタしかないでしょう。

談春の目指すところが明確に意識され、ひとつの達成を得たといっていい出来でした。

政治的な意味合いでは、小朝プロデュースによる最後の大銀座落語祭を前に、談春自身のためにこの企画を実現してしまったという事実が、とてつもなく大きい。

イベント
 
2008/6/28
 
立川談志・談春親子会 in 歌舞伎座 〜en-taxiの夕べ〜
  
 立川談春  『慶安太平記 善達の旅立ち』
 立川談志  『やかん』
 
 − 仲入り −
 
 立川談春  『芝浜』
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2008年06月06日

横浜にぎわい座 六月興行 立川談春独演会

『与話情浮名横櫛』 、その5回目。


囲われ者のお富だが、一方で、再会した与三郎と美人局 (つつもたせ) のようなことをして暮らす日々。

二人の過去を金づるの旦那に話してしまったのはチンピラの富八、激怒した与三郎は、雨の中、稲荷堀 (とうかぼり) で富八を刺してしまう。

その一部始終を見ていた蝙蝠安に、やがて二人は強請られることに...


少なくとも10月まで、にぎわい座でのこの会はお休みとのことだが、お富与三郎のストーリーは、まだ半ばだという。

再開後、続きが語られるかは不明。


歌舞伎では、木更津の出会い ”見染め” の場と、お互い死んだと思った二人の再会 ”玄冶店” だけが演じられるようで。

絶世の美男、美女を見せるのが歌舞伎とするならば。

視覚では勝負できない落語がフォーカスするのは、家元風に言うなら ”業”、でしょうか。

人はなぜ、悪事をやめられないのか。

前向きになることは、なんとエネルギーのいることなのか。


悪党を演らせたら、他の追随を許さない談春、ってのは言いすぎですか? ほんじゃ、他の追随をほんのちょっとしか許さない談春ってことで。

さまざまな悪党のバリエーションが楽しめた今回、これまでの5回の中で、いちばん聴きいってしまいました。

絵に描いたようなチンピラで悪党の富八、お坊ちゃんで悪党になることにおびえる与三郎、その与三郎の ”転落” をそそのかす芯から悪党のお富。

人は誰も、少しずつ悪党。

イベント
 
2008/6/6
 
立川談春独演会 横浜にぎわい座
 
 立川談春  『宮戸川』
 立川談春  『寝床』
 
 − 仲入り −
 
 立川談春  『与話情浮名横櫛 稲荷堀』



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2008年05月02日

横浜にぎわい座 五月興行 立川談春独演会

2008年4月20日、初版発行。

立川談春、初の単行本 「赤めだか」 のオビを飾るのは、まずこの人。

「本の雑誌」 07年1月号より、目黒孝二。

”立川談春のエッセイというか自伝というか青春記というか、あのページが早く単行本にならないだろうか。あらゆる雑誌の中でいまいちばん面白い”

やっぱりそうだったんだよな。雑誌の連載を読み続けるなんて習慣はないのだが、 このブログでも何度か触れてきた 「en-taxi」 のこの連載には、はからずもコーフンしてしまいました。


そして、福田和也。

”笑わせて、泣かせて、しっかり腹に残る。プロの書き手でもこの水準の書き手は、ほとんどいない。間違いなくこの人は、言葉に祝福されている”

文筆家としての談春を見出した手柄が、福田和也に独占されるというのはくやしいが、この際、目をつぶることにする。


「赤めだか」 という書名も秀逸。

談春と同時期に入門し、やがて廃業した談秋にまつわるエピソードの中で、さりげなく。

談志宅で飼っていた金魚、いくらエサをやってもちっとも育たない。”あれは金魚じゃない、赤めだかだ” 、そう言って弟子たちが馬鹿にしていた。

danshun20080502


『与話情浮名横櫛』 の4回目は、お富与三郎では、もっとも有名なシーン。江戸に戻って3年、玄冶店での再会。

毎度のことながら ”笑うところがひとつもない、どうか我慢して聴いてください” と前置きしながら、芝居のセリフを入れ込んだのは、談春のささやかなサービス。

今年のにぎわい座の会、仲入り後のゆる〜い雰囲気がいいんだよね。

おなじみの 『不動坊』、笑い線がユルユルに下がっているせいで、ハマるとおかしくてしょうがない。

イベント
 
2008/5/2
 
立川談春独演会 横浜にぎわい座
 
 立川春太  『かぼちゃ屋』
 立川談春  『与話情浮名横櫛 玄冶店』
 
 − 仲入り −
 
 立川談春  『不動坊』
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2008年04月10日

横浜にぎわい座 四月興行 立川談春独演会

『与話情浮名横櫛』 の3回目。

逢引の現場を源左衛門に踏み込まれたお富と与三郎。海岸へと逃げたお富は、源左衛門の手下・松を振り切って、木更津の海へ身を投げる。一方、源左衛門にめった切りにされた与三郎は、かろうじて一命を取りとめる。


源左衛門の手下の名前、ナントカの松というのが思い出せず、調べたら 「海松杭の松」 だそうで。

「海松杭」 って、読めねぇよ。意味わかんないし。


勉強ターイム!

「みるくい」 は、海藻のミルを食べるように見えるところから、みるくいがい=ミルガイ(海松貝)のこと。

なるほろひれはれ。

そういえば、木更津には、昔々のそのまた昔、潮干狩りに行ったんだっけ。


海松杭(みるくい)の松、今回のストーリー展開の中で、博打うちの旅から帰ってきた源左衛門に、お富の浮気をチクって、密会の現場に踏み込む手引きをするという重要な役回り。

実は松自身がお富に惚れていたという背景がもう少し踏み込んで描かれれば、物語に立体感も出たのではないか。

今回も、なんとなく筋を追っただけという印象が...

まあ、サブキャラをきちんと立たせるのは、芝居とか映画で有効な手法なのかもしれない。

すべてを一人で演じなければいけない落語は別物だと思うが、どうしても多くをもとめてしまうのね。

なにしろ、こちらは客だから。


『文違い』

田舎者・角蔵のキャラがツボにはまったらしい女性客の一人、笑いとまらず。その笑いが伝染しそうになる。


『千早振る』 って、前座噺なんですか?

小さん(先代)で聴いたことがあるし、柳家の看板どころが得意ネタとしているという印象があったので、開口一番は意外でした。

イベント
 
2008/4/10
 
立川談春独演会 横浜にぎわい座
 
 立川こはる 『千早振る』
 立川談春  『与話情浮名横櫛 木更津』
 
 − 仲入り −
 
 立川談春  『文違い』
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2008年03月25日

2008立川談春独演会 「黒談春」 第5回

『花見小僧』『お血脈』『二階ぞめき』 の三席。

『お血脈』、 『二階ぞめき』 は、初演だそうだ。

『花見小僧』 は、まあ季節モノだから入れたのだろうと思ったが、これもまた、過去ほとんど演じたことがないらしい。


”自分で自分に課したテーマ、誰もが演る根多を初演する為の黒談春、ようやくそのテーマにたどりつきました。かなりビビッてはいますが・・・”

カッコつけているが、いつも以上に言い訳が多いパンフの自己解説。


前半は、 ”ゆるゆるの雰囲気でやります” などと自嘲気味に言いながらも、けっこう力が入っているのがわかる。

あっ、今けっこう力が入ってるなーってのが、わかってしまうところが ”らしくない” 感じで、結果、本当に ”ゆるゆるの雰囲気” となりました。


『二階ぞめき』 が初演というのは意外な気も。

”いつまでたってもできそうにないので、もう思い切って先に根多出しをしてしまいます。これから覚えるのですが・・・”

パンフの言葉は、万が一コケたときのために保険をかけただけで、絶対ウソだろと思わせる、期待通り、いや、ここは素直に期待以上と言っておきたい出来。


同じようなシチュエーションがあったことを思い出した。

2年半前のシアターグリーン、『五人廻し』 。根多おろしできたことが、かなりうれしそうな様子だった。

あのとき、 演ってみたいができそうにない根多として、 『強情灸』 をあげていた。

そろそろ、かな?


イベント
 
2008/3/25
 
2008 立川談春独演会 
「黒談春」第5回 夜談春 紀伊国屋ホール 
 
 立川談春  『花見小僧』
 立川談春  『お血脈』
 
 − 仲入り −
 
 立川談春  『二階ぞめき』
posted by かくらん堂 at 23:03| Comment(0) | TrackBack(0) | 演芸場にて | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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