2014年02月09日

2014東京都知事選挙

今回、初めてネットで選挙を追っかけてみた。


各陣営のサポーター、入り乱れてのバトル。


TV討論のように議論を整理・誘導する人がいるわけではないので、すさまじいカオス、その混沌の中から対立軸が浮かび上がり、争点が明確になってゆく。


デマや怪情報も飛び交うのもネットならではですが、時間の経過とともにデマはデマと見極められるようになる。



総じて、実にまっとうな選挙戦が繰り広げられていたと思います。



かなりオモロかったす。


tokyogov20140209.jpg



「一本化」について。


”原発の問題以外は、誰が都知事になっても、たいして違いがない”


小泉純一郎、相変わらずすげーな。

この言い切り調…


そんなトンデモパワーを発揮する元首相、殿様をたきつけて、脱原発ワンイシューで打ってでた。

ところが、前回都知事選で次点となった元日弁連会長が早々と出馬表明をしていたことから、脱原発票が分散することを懸念した著名文化人たちが動き出す。




そんでもって、1/20に行われた「脱原発都知事を実現する会」の記者会見。

鎌田慧、河合弘之、湯川れい子、広瀬隆、宮台真司、柳田誠、吉岡達也。

一本化調整に失敗した著名人たちは、なぜか「細川支持」を決めたが、その理由。


・細川氏の脱原発政策はいまだ明らかではないが、陣営は「再稼働反対」「原発ゼロ」としている。

・宇都宮氏は脱原発を政策としているが、他の政策と並列させており、優先度が低い。

・”勝てる候補”でなければならない。脱原発のためなら、悪魔とでも手を結ぶ。



「一本化」の動き、どーなるんだろーと静かに見守っておりましたが。

個人的には、ココがブチ切れポイントでしたね〜。



突っ込みどころはいろいろありますが、脱原発が最重要政策で、それ以外のテーマはどうでもいいと言っちゃったよね?

自分たちの運動とその他の運動に序列をつけ、自らを最上位に置いたわけです。

”勝たなきゃ意味がない”と言いながら、およそ有権者の支持を得て、選挙に勝とうという表明とも思えない。


コケにされたと感じた都民、多かったと思うよ。

特に、若い人たちのあいだで。



君たちは経験ないからわからないだろうが、私たちはが正しいのだから、私たちに従え。

これは市民運動として自殺行為だわ。


こんな人たちにリードされてたんじゃ、脱原発運動、早晩ダメになるじゃん。



ま、それでも原発が争点になるのは悪いことじゃないので、著名文化人のことはさておき、元首相コンビがどんなふうに選挙を盛り上げてくれるか?



果たして、彼らの戦術は、豪華絢爛な有名人の支持者を集めることだった。

瀬戸内寂聴、落合恵子、菅原文太、なかにし礼、澤地久枝、ドナルド・キーン、福島菊次郎、三枝成彰 、茂木健一郎、田中秀征…


きわめつけは、吉永小百合の支持表明…

あー、目がくらむ。


誰が細川支持にまわろうと気にしなかった宇都宮氏も、これはひそかにショックだったらしく、選挙後に ”もうサユリスト”はやめる、と言ったとか。



前回、宇都宮を応援した著名人が、なだれを打って殿様の元にはせ参じる中、宇都宮選対に集まった若者ボランティアの声。


”有名な人たちが細川さんのところに行って、え? え? なに? って思った”


最終日のネット街宣より。



結果はご存じのとおり。

多くの有名人のバックアップを受けた元首相コンビが、無名の若者たちの力に及ばなかった。


「一本化」に動いた河合弁護士は、”宇都宮陣営は楽しそうで羨ましかったが、私は大義のために我慢した” と言ったそうです。

我慢なんかしなくて良かったのにぃ。



どっちにしろ落選なんだから関係ないじゃん、同じ脱原発、2位・3位を争ってどうする?  いう声も当然多いけどさ。


あえて言うけど、細川・宇都宮の競い合いこそが、長い目で見た場合に、市民運動にとっては大きな意味があったんだよ。


市民運動って、楽しいのが勝ちだし。


tokyogov20140208.jpg


選挙最終日の20時からミッドナイトまで、DOMMUNEで開催されたネット街宣が象徴的でした。

運営はたどたどしいけど、主役はヤツらだった。

宇都宮氏でさえもなかった。


田母神氏、20代、30代の支持が高かった、と言われている。

我々以上の世代の常識を、くつがえす結果っす。

言われてみればナルホドだけど、事前にこの結果を予測した人はいなかった。



この先、どんなことが待っているにせよ、彼ら世代がキャスティングボードを握っている。

説教したり、指導したり、そんな態度を見せたら、話さえ聞いてももらえない彼らが、です。


それが脱原発運動の旧リーダたちには、わかっていないんだ。

自分たちは正しいことを言ってるのに、彼らは無関心で、知識も経験もないから、道を誤る。

私たちは、あなたたちの未来のために頑張っているのに。




オジサン的に心配なのは、ネット大好き・脱原発の若い人たちと、ネトウヨたちとの間に、コミュニケーションが有るのか無いのかわからないこと。

思わずツイートで、人気ブロガー座間宮クンにも聞いちゃったよ。

すぐに返信、心配ないです。コミュニケーションはとれる、って。


DOMMUNEで座間宮クンが言っていたように、脱原発も民主主義の船の上に乗っている。

著名な文化人の皆さんは、民主的手続きを怠って、一本化を焦った。

勝利という結果のために手段を選ばず、結果も得られなかった。


フツーの会社だったら、アウトです。




舛添新知事は、最初の3か月が勝負かな。

選挙期間中に可視化されたスキャンダル、暴言の数々、さばけますか?

猪瀬前知事が5千万円で1年だったから、2億5千万の舛添は2か月半じゃないか、という声も?




最後は、選挙中に流行った(のか?)コレで締めさせてください。



東京なのに、宇都宮!


弁護士なのに、けんじ!


ウマイ! 座布団10枚!




2014/2/9 晴れ雪
 
2014年東京都知事選挙 確定得票
 
 
当 舛添要一   (65) 新 自公推薦  2,112,979
  宇都宮健児  (67) 新 共社推薦   982,594
  細川護熙   (76) 新 民支援    956,063
  田母神俊雄  (65) 新        610,865
  家入一真   (35) 新        88,936
  ドクター中松 (85) 新        64,774
  マック赤坂  (65) 新 スマイル   15,070
  鈴木達夫   (73) 新        12,684
  中川智晴   (55) 新         4,352
  五十嵐政一  (82) 新         3,911 
  ひめじけんじ (61) 新         3,727
  内藤久遠   (57) 新         3,573
  金子博    (84) 新         3,398
  松山親憲   (72) 新         2,968
  根上隆    (64) 新         1,904
  酒向英一   (64) 新         1,297

  ※自:自民党東京都連、公:公明党東京都本部
 
・有権者数  10,685,343
・投票者数   4,930,251 (投票率:46.14%)
posted by かくらん堂 at 23:59| Comment(0) | TrackBack(0) | 投票所にて | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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