2008年03月20日

ケンカの勝ち方 @ 西武ドーム

昨晩の不意打ちのトラブルも、とりあえずラッキーに乗り越えたので、今日はパ・リーグ開幕戦へ。


冷たい雨の中、当日券購入の列は、なんと歩道橋を越えてユネスコ村まで続いている。

入場までに1時間近くかかった。

あの様子じゃ、ゲーム前半はドームの外で並んで終わった人が何千人いたことだろう。

seibudome20080320

この時期、底冷えする西武ドーム。

湧井 (L)、金子 (B) の投げ合いも、冷ややかに熱く。

金子なんて、今日はじめて知りました。


その金子、2回の3連続三振含め、6回まで2桁奪三振の快投。

対する湧井は、打たせてとるピッチングで、8イニングを被安打3。

しかし、その8回表、ノーヒットにもかかわらず。

1アウト2、3塁で、3番ラロッカ。2−0 と追い込んだあと、3球目のストライクを、あっさり犠牲フライで勝ち越される。

さらに、今日徹底して警戒していた4番ローズは、3個目の四球。

140キロを越えることが極端に少なかったこの日、最後の対戦となったのは昨年までの同僚・5番カブレラ、全球ストレートで意地の3球三振。

しかし、試合には負ける。



ン十年前の中学時代、その一場面がよみがえる。

なにがキッカケだったかは、もはや思い出せないが、休み時間中、不良系のY君に、そのときクラス委員だった自分が突進していった。

Y君の不良的ふるまいを、クラス委員として見過ごしてはならないと思ったのだ。

正義感の発揮と当時は思っていたが (たぶん)、いま思えば、クラス委員としての地位を知らしめたいという鼻持ちならない自分が見える。


はじめて取っ組み合ったY君、身体は小さいのに、ぜんぜんかなわなかった。

たいして力を入れているわけでもないのに、こちらの動きを読んで、自在に操られる。

どう暴れても、活路が見出せない。

力じゃない。ケンカにも、ウマい、ヘタがあるんだと、そのとき知った。

コテンパンにやられながら、すげえなコイツと思っていた。 テストでは負けないけど、世の中に出て実力勝負ではかなわないかもしれない。

そのまま簡単に引き下がるのもクラスの女子の手前格好がつかず、授業開始のチャイムまで、ひたすら突っ込んでいった。


ケンカに勝つためには、ひたすら突っ込むだけじゃダメなんだな。


つい最近、大阪から伝えられたニュース。

テレビ報道の、ほんのサワリを見ただけだが。

「本当は始業前に朝礼をしたかったが、超過勤務になると言われてできなかった」と不満を口にする知事、すると突然立ち上がった女性職員、「どれだけサービス残業をしているか知っているのか」と反論。


勢いとどまらないハネアガリ知事に、この不意打ちはかなり有効だったハズ。

惜しむらくは...

最初の突っ込みは的を得ていたのに、そのあと、たぶん普段の想いがおさえられず、自分の主張をストレートにアジってしまいました。

アジるって言葉、もしかして、わかんない? わかってよ。


あれじゃケンカには勝てない。

言いたいことを言うのではなく、相手に言いたくもなかったことを言わせること。

「どれだけサービス残業をしているか知っているのか」 という問いに対する答えを求めつづければ、状況は変わったかもしれないのに。


自己満足は勝利ではない。

本当に勝ちたいならば、相手に負けさせること。


教授は言った。「相手にとどめを刺しちゃいけません。あなたはとどめを刺すやり方を覚えるのでなく、相手をもてあそぶやり方を覚えて帰りなさい。そうすれば勝敗は聴衆が決めてくれます」
(遥洋子 『東大で上野千鶴子にケンカを学ぶ』 より)


野球  パシフィック・リーグ 公式戦
 
2008/3/20 (Thr) 西武ドーム  雨
 
--------------------------------------------------
大阪バファローズ :001 000 010 - 2  3 0
 埼玉ライオンズ  :000 100 000 - 1  8 2
--------------------------------------------------
 
 Buffaloes: 金子 (W)、菊地原、加藤 (SV)
Lions: 湧井 (L)、小野寺
HR: G.G.佐藤 (1)
Time: 2:56, Attendance: 27,137
posted by かくらん堂 at 23:51| Comment(0) | TrackBack(0) | 野球場にて | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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